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【NEWS】2/10-2/28 広瀬良二・我空 二人展「曲がりなりにも」





広瀬さんとの出会いは数年前。

ふらっと入った本屋さんの奥の方で、ひっそりと展示をやっており、その狭い空間の中で存在感を放つ作品やドローイングコラージュに心奪われたのでした。


見終わった後、お客さんだと思っていたその人が作家さんだとわかり、人となりも含めて一気にファンに。

展示のしつらえが気になって聞いてみると、広瀬さんは古道具屋をやっていたということが分かり、合点がいったのを覚えています。


その後、ひょんなことから連絡をとりあうことになり、今回KiKi北千住で展示をしていただく流れとなりました。


最近ではコラージュ作品が多かったため、今回のようにワイヤーを使ったオブジェ・モビール作品の展示はとても久しぶりなのですが、KiKiの古民家の天井の高さを活かして制作いただいており、とにもかくにも感無量で、主催者の私が一番楽しみにしています。


さらに、広瀬さんからのご提案で、もう一方とても素敵な作家さんをご紹介いただき、二人展として開催することになりました。我空さんの作品もまた、日常の中に溶け込む、アートと日用品の中間のようなたたずまいで、魅力あふれる作品です。


是非ともご来場をお待ちしております。

 

「曲がりなりにも」


曲がり形(なり)にも、と書くそうだ。

曲がっていて不完全だがどうにかなっている、といった意味を持つ言葉だが、まさに私の針金作品を言い表すためにあるような言葉だと思う。

事実、私の作品は作り始めてすぐに針金をどの方向に曲げるか迷走しまくった挙句に"いてまえ!"で形が決まるのだから、確固たるものかどうかと問われたら、実はあやふやなものということになるだろう。それでも最終的には何とか形になって、こうして在る。

針金で空間にドローイングした、その不安定な細い線はしかしそこにしっかり存在しているという意味を込めて、"曲がり形(なり)にも在る"とした展示だ。


一緒に展示をお願いした我空さんは豪雪地帯の新潟県十日町市で雪に埋もれた生活を送りながら、私と同じようにワイヤーを使ったものを含めたインテリア作品を作っている。

空間にあるだけの私の作品とは対照的な、役割を持った我空さんの作品と展示することで、また違ったワイヤー作品の面白さを提示したいと考えている。


広瀬良二

 

■会期:2022/2/10(木)~2/28(月)

■時間:12:00~17:00(月木金土日)    

    19:00~22:00(金土)

■定休日:火 水

・情勢に応じて営業時間が変更になる場合がございます。

詳しくはKiKi北千住公式サイト(www.kikikitasenju.site)のカレンダーをご確認ください。


■会場:KiKi北千住

〒120-0025 東京都足立区千住東1-16-2

https://goo.gl/maps/gwDVeqmDM42qE4gMA

・北千住駅より徒歩約7分


■おねがい:

・入店時にアルコール消毒をお願いいたします。

・会場は日本茶喫茶を併設しているため、混雑時は入店・喫茶の利用制限をする場合がございます。

・喫茶ご利用時以外はできるだけマスクをご着用ください。

・駐車場のご用意がございませんので会場近くのコインパーキングをご利用ください。

・公式LINE(KiKi北千住と検索)より、ご予約も承ります。



作家プロフィール:


広瀬良二(ひろせ りょうじ)

1952年生まれ。2005年頃まで東京渋谷でユーズド雑貨店「Out Of Style」を経営。

店の中でワイヤーを使ったオブジェを作り始め、現在はオブジェ、絵画、コラージュ作品を制作。

Instgram:@_h_i_r_o_s_e_



我空(がくう)

1956年生まれ。ミクストメディアによるインテリア、オブジェ作家。

一年前に豪雪地帯の新潟県十日町市の廃村となった地に移住し、現在は工房・ギャラリーでもある「設亮庵」で深い雪に埋もれながら制作生活を送っている。

Instagram:@tumaarigakuu


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